やっぱり一番盛り上がるのはチームエンデューロ。
運動会における紅白対抗リレーみたいなもので、個人戦の徒競走より断然盛り上がります。

去年はマッスルさん率いるBOUNCEさん主体のチームとBlancheの一騎打ちの様相で、とっても楽しいレースが出来たんですが、終了15分くらい前にY君が先にいて逃げていることが発覚。
誰一人気がつかなかったんですが、たまたまJCRCのモニターを見に行った人がいてわかったような次第。ちょっとあり得ないようなことだったんですが、結果は結果。

今年はエントリーリストを見ると、昨年の優勝のあぶくまさんは4チームもエントリー。
Blancheは優勝狙いの1チームと中学2年生含む1チームの2チーム体制。
まぁでも、うちのこの中学生はBlancheの将来のエース。普通じゃないんですけどね。

マークすべきは昨年優勝のY君のいるあぶくまさんのチーム。
それとゴリレンジャーチームかな。
ここは大学の自転車競技部の選手がいるみたい。

ところがY君のチームの出走リストには女性の名前が。
「女性がいるチームで勝つ」という恐ろしい作戦発動?
それとも今回はエンジョイサイクリングで勝つつもりなし?

どちらにしても全力であたるしかない。

Blanche-Aのスターターはまもるさん。
見事なアタックを決めて、集団を引き離してピットイン。
ほんとアタックのタイミングとか絶妙なんですよね。

おかげさまで私がチップを付けてコースに入っても、集団より前。
脚をゆるめて楽々集団復帰。
1周回って帰ってきたら、本命Y君のチームがピットインしたから、集団の速度を上げろという指示。
私が全牽きで集団の速度を上げるも、どんどん千切れてみるみる集団が小さくなってしまう。
さすがにエントリー9チームでは速い集団を形成するのは難しい。
エンデューロではだいたいエース級を3人目のアンカーに持ってくるので、序盤はペースを上げにくいんです。

最終的には2人になっちゃったところで、何と予想に反してY君が追いついてきた???
あれ、Y君はアンカーじゃないのか?女性がアンカー?女性にも強い人はいるけど・・・

もうひとりもピットインか何かでいなくなり、先頭が私とY君と二人になったところで、「Y君、アンカーじゃないの?何で2走目?」と聞いてみたら、Y君のチームには2人しかいないので、このまま最後まで走るとのこと。

それは3人チーム前提のレースではルールに合わないじゃないのということで、そのまま最後まで走るなら、後で事務局に抗議することになると話をする。
90分程度のとっても短いエンデューロですから、ピットイン回数が少ないほうが圧倒的に有利だし、それで走っているのが独走力のある選手なら展開やその時の運にもよりますが通常挽回不能です。
Y君も同意してくれたみたいで、4周でピットインのサインを出す。
文句のひとつも言わず素直な良い若者です。

その後、Y君と2人で周回を重ねる。短いサーキットですが参加チームが9チームしかないレースなので、がらーんとしてます。
走りやすいことこの上ない。
それでも勝負がかかってますし、仲間の応援もあるのでテンションは高いまま。
1対1の対決なのでぴりぴりした展開。

ホームストレートはY君が前を牽き、バックの登り付近からヘアピンまでを私が牽く感じでランデブー。
Y君は必ずピットインアタックをやるはず、やるなら登りの途中かと思い、登りは出来る限り速度を上げず、いつでも対応できるように準備しつつ周回を重ねる。

あぶくまのピットからは残り8周でピットインのサインが出る。
私はそのサインを見るためと、不意にピットロードに駆け込まれても後ろにつけるように、ホーム前は後ろを走ることを徹底。

予告ピットインのタイミングまで残り1.5周、予想したとおり登り勾配の後半にY君アタック。
渾身のアタックって感じ。
朝から4種目も走っていたのもあったけど、それがなくても付けなかったかも。
そのくらい切れのいいアタックでした。

まあでも、私の次は最近、身の回りではもっとも危ない男のひとりであるつちぞうさんの出番。
多少離されてもすぐに吸収できるはず。
1周半追う間に20mくらい離されましたが、無事、つちぞうさんにチップをつなぐ。

おっさんよく頑張りました。
あとは観戦&応援
あぶくまは1走目を走った人に交代。

つちぞうさん、スタートして即座にあぶくまとの差を吸収。さすがです。
しばらく一緒に走る。

そのまま走れば、1走目での走りを見る限り、間違いなくつちぞうさんの勝ち。
でもY君がバイクにまたがったままなので、じきに交代する模様。

予想したとおり数周で再びあぶくまさんはピットインのサイン。
そのピットインの周回でつちぞうさんアタック!

あぶくまさんチームがここで25秒くらい遅れる。
ここからつちぞうさんの本領発揮。
今回、つちぞうさんは個人TT走りませんでしたが、つちぞうさんが走っていたら、私も勝てたかどうか?という脚力。
その上、私が中距離選手的な脚質なのに対して、つちぞうさんは距離が長くなっても強いタイプ。

つちぞうさん、TTモードで爆走開始。
でも、Y君の独走力も侮れない。
つちぞうさんから「やすたまJrを合流させてくれ」との声。

このときコース上を走っていたBlancheの超若手、中学生のやすたまJrにゴリレンジャーの選手と一緒に回して、10秒前を走るつちぞうさんとドッキングするように指示。
つちぞうさんにそれを伝える。

ほどなく合流。これで列車は3人。そこにスーパーKのSさんも合流。
4人列車になる。

追うあぶくまのY君はひとり。

つちぞうさんとSさんは知り合いじゃないけど、やすたまさんの知り合いということで仲間だということを伝える。
ゴリレンジャーの選手もなかなか強いみたいで、4人ローテがうまく回り始める。

ここからは先を走るつちぞうさんと、追ってくるY君のタイム差を伝える。
最初は20秒前後だったものが、少しずつ少しずつ差が開き始める。
それでも、4人のTT対、1人TTなので、普通はあっという間に1LAPとなるべきところ、恐るべき独走力でY君粘り続ける。
それも何周かな。7周くらいかなー。
25秒程度の差だったものが、急に50秒くらいになる。
落車か?と思ってライバルチームのことながら少し心配しましたが、そうではなくさすがのY君も限界が来て失速した模様。

こうなると、残るはゴリレンジャーさんとの一騎打ち。
いや、実質的には3対1。
こういう状況、戦い方を、こういうレースのことをよく知らない人は卑怯?と見ることもあるようですが、チーム力も勝負のうち。
参加者、協力者を増やすのもエンデューロに勝つには大事なことなんです。

ここでやすたまJrが大活躍。あのつちぞうさんやSさんと一緒の列車でローテを回して一緒に走るだけではなく、相当なアシストぶりだったようで、ゴリレンジャーの選手の脚を削るのに相当な貢献をしたそうです。
つちぞうさんも絶賛でした。
Blanche最強!入りも近いかな。

53-2
 やすたまJr、大人を牽きづり回す勢い。ちょーかっこいい♪

その後、ゴリレンジャーの選手も急に失速したらしく、その後は3人ローテで周回を重ねる。
もう無理をせず、落車しないように注意して走るように呼びかける。

その後、ホームのピット屋上で高みの見物。
一度は失速したY君、その後、少し復活していいペースで走り始める。
なんとゴリレンジャーの選手においつき、追い越して2位に浮上。
敵ながらあっぱれです。

最後は仲間内3人でのスプリント勝負。

27-1

見事な展開、最高でした。

それとこういうチーム1対1で争うような展開だと、どうしても負けたら悔しるくていろいろな思いもあると思いますが、レース終わったらノーサイドで仲良くしたいものです。
そうじゃないとあちこち転戦する若い選手の迷惑になって気の毒ですし。

NATSのエンデューロ。時間は短いけど筑波なんかに比べたら、参加費激安でエンデューロだけなら参加費ひとりあたり二千円ちょっとですよ。
地元だし来年はもっと選手をたくさん集めて、表彰台独占できたらなー 
おっとNATSは表彰台が無いんだった。 

最後に今回も応援に来てくれたまさぞうさん、さおぱんださん、サニーさんありがとうございました!
nickさん、やすたまさんも入賞おめでとうございました!
そうそう、マスターズLでデカさんも入賞したらしい。おめでとうございます!
なまさん、ボスぞうさん、えるもーさん、次また頑張りましょう♪
ファーストタイマーHにはBlancheからT本さんも頑張ってた。
オフシーズン、できるだけ練習付き合うぜい♪
えーと、あと誰か忘れてないかな。
 
それと、この日の夜はタキサイクルの忘年会がありました。
今回のNATSはBlancheデーになったので、忘年会も祝勝会ムード♪
いつもの仲間に加えて、Blanche出身の現役ケイリン選手お二人や、同じくBlanche出身で現役時代は凄いスプリンターだったらしいツールドフランスなんかの写真で有名な和田やずかさん、BlancheのMTB系の人たちも集まって盛大に盛り上がりました。
最近、ロード乗りの間でもMTBが盛り上がりつつあるようです。
テクニックを磨くには最適みたいですからね。うちのチームでもなまさんやまもるさんがカーボンフレームのMTBを購入したらしい。いいなぁ。
そうそう自転車雑誌の関係者の方もお見えになってました。名前書いていいかどうかわからないので名前は伏せておきます。